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engageが価格コムへ事業譲渡——無料でも成果を出すengage活用の3つのコツ

目次

はじめに

2025年末、エン・ジャパンが運営する採用支援ツール「engage」が、カカクコム(価格コム)に約45億円で事業譲渡されることが発表されました。

カカクコムといえば「求人ボックス」を運営しているあの会社です。今後、両サービスのシナジーが強化されていくのは間違いないでしょう。ただ、実際に統合されるのか、それとも別々のサービスとして続くのかは、まだはっきりしていません。

「せっかく時間かけて作ったengageのページ、どうなるんだろう……」と気になっている採用担当の方もいると思います。正直なところ、私たちも動向は注視しています。

ただ、一つ言えるのは、今この瞬間もengageは無料で使えて、ちゃんと応募が来るツールだということ。弊社でもクライアントのengage制作を代行することがありますが、ターゲットをきちんと絞って作れば、無料なのに毎月コンスタントに数人の応募を獲得できています。

今回は、実際に試してみて「これは効いた」と感じた施策を3つ紹介します。無料なんだから、色々試さないともったいない。ぜひ参考にしてみてください。

カカクコム、エンの採用支援事業を買収 求人ボックスと連携 – 日本経済新聞


そもそも、なぜ今engageを使うべきなのか

最近、スカウト採用や非公開求人が増えてきています。求人を出してただ待つだけではなく、候補者に直接アプローチする動きが強まってきた。そういう時代だからこそ、engageのような無料で発信できるメディアが持つ意味が大きいんです。

理由は単純で、engageはドメインパワーが強い。検索したときに埋もれにくく、候補者がスカウトを受けて「この会社ってどんな会社?」と検索したとき、engageのページが上位に出てきやすいんですよね。採用担当者が時間をかけて作ったページが、ちゃんと見てもらえる環境が整っている。これは正直、かなりありがたいです。

もう一つ。転職サイトのレビューや口コミって、退職した人や退職を考えている人のコメントがほとんどです。どうしてもネガティブな内容が混じりやすい構造になっています。でもengageなら、今まさに活躍している在職者のリアルな声を発信できる。「この会社いいよ」と思っている人の言葉を、会社側が主導して伝えられるのは、他のメディアにはない強みです。


施策1:ピーキーなターゲット選定

まず試してほしいのが、ターゲットを思い切り絞り込むこと。「特定の職歴に特化したページにしてしまう」というイメージです。

コーポレートサイトって、どうしても広く浅くなりますよね。誰にでも伝わるように書かなきゃいけないし、大幅に書き直すのも難しい。部署ごとのカラーを出しにくかったり、特定の人に向けたメッセージを強く打ち出しにくかったりする側面があります。

engageなら、その制約がないんです。大部分をそのタイミングで大きく書き直せるのが、このツールの強みです。

たとえば、直近の入社者を振り返ってみて、アパレル出身の方が多いとしたら——ページ全体をアパレル経験者に全振りしてみます。業務内容の説明も、アパレル経験者がピンとくる言葉に変えて、インタビューも同じ経歴を持つ社員を掲載する。そうすると、読んだ人が「あ、これ自分のことだ」と感じてくれるんですよね。

「どんな方でも歓迎!」という幅の広さより、「あなたみたいな経験の方に来てほしいんです」というメッセージの強さのほうが、応募ボタンを押す気持ちにつながります。応募数は絞られるかもしれませんが、採用に至る確度が上がるので、結果的にこちらのほうが効率がいいです。


施策2:入社者インタビューで「リアル」を見せる

ターゲットを絞ったら、次はその人が「自分のことだ」と感じられる中身を作ること。一番効くのが、入社者インタビューです。

会社側がいくら「働きやすい環境です」「成長できます」と書いても、求職者は「本当かな?」と思うものです。わかります、私も転職活動のときはそう思ってました。でも、同じような経歴を持つ社員が自分の言葉で話しているインタビューは、説得力が全然違います。

インタビューに選ぶ人は、ターゲット像に近い経歴の方にするのがポイントです。アパレル経験者向けのページなら、前職がアパレルだった社員に登場してもらう。「なんで異業種への転職を考えたのか」「入社してみてどんなギャップがあったか」「今は実際どんな仕事をしているか」——こういったことを率直に話してもらいます。

成功談だけじゃなく、最初の不安や苦労したこともちゃんと入れておくと、むしろ誠実さが伝わります。応募者が「入社後の自分」をリアルにイメージできるんですよね。engageはページ構成を自由に変えられるので、ターゲットを変えるたびにインタビューも差し替えながら効果を見ていくことができます。


施策3:更新を繰り返す。これが一番の差になる

engageを使う一番のメリットって、無料だから気軽に試せることだと思っています。

有料媒体だと「掲載内容を変えてみよう」という気持ちになりにくい。費用がかかってるぶん、慎重になりすぎて動けなくなるんですよね。engageならそのハードルがないので、とにかく試して、データを見て、また変えて——を繰り返せます。

実際に応募が増えた企業を見ていると、「最初から完璧を目指す」より「とにかく公開して改善する」姿勢で運用しているケースが多い。試してみると面白い変更の例をいくつか挙げると:

  • タイトルを変える:「未経験歓迎」→「アパレル経験者歓迎」に変えるだけで、応募者層がガラッと変わることがあります
  • 写真を入れ替える:職場の雰囲気がわかる写真、社員の顔が見える写真——ビジュアル一つで反応が変わるのは正直驚きました
  • 給与の書き方を具体的にする:「応相談」よりも「月給XX万円〜(経験・スキルにより優遇)」と数字を出すほうが、応募につながりやすいです
  • 仕事内容を粒度を上げて書く:「営業全般」ではなく「1日の流れ」「担当する商材」など、具体的なイメージが湧く内容に

変更して2〜3週間データを見て、また変える。このサイクルを回しているだけで、同じ無料ツールを使っていても差は開いていきます。


まとめ|今のengageを使い倒しておく

カカクコムへの譲渡後、engageがどう変わるかはまだわかりません。求人ボックスと統合される可能性もあれば、そのまま別サービスとして続く可能性もある。いずれにしても、サービスが大きく変わるには時間がかかるのが普通で、すぐに使えなくなるわけじゃないはずです。

むしろ今、使い倒しておくのが得策だと思っています。

  • ターゲットを思い切り絞り込んで
  • そのターゲットに刺さるインタビューやコンテンツを作って
  • データを見ながら更新と改善を繰り返す

engageだけでは、経験者募集は難しいところはあるものの、未経験者やそれに近い方の募集は採用費ほぼゼロで毎月の応募を安定させることができます。

「やってみたいけど、作り方がよくわからない」という場合は、代行という選択肢もあります。弊社ではengage制作の代行も承っており、ターゲット設計から文章・ビジュアルの制作まで一貫してサポートしています。一度作ってしまえば修正は非常に簡単です。実際の運用データをもとに動くので、感覚ではなく根拠のあるページが作れます。気になる方はお気軽にご相談ください。

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